社会福祉法人下関みらい 小月保育園

 「今」を過ごす子どもたちは未来の大人。  子どものためにも世界のためにも「今」を大事にする保育園でありたいと思います。

TEL.083-283-0085 FAX.083-282-1162

〒750-1143 下関小月茶屋2丁目9番1号

保護者のみなさまへ。

 「教育は、教えるのではなく、子どもの自然の成長を助けることである」とは、フランスの教育学者ルソーの言葉です。私たちは、子ども一人ひとりの限りない可能性を信じ、成長を長いスタンスで捉え、吸収力の旺盛な幼児期に「確かな育ち」を促せる環境を提供していきたいと考えています。 
 そして、大いなる自然とも、自分以外の他者とも、「共に生きる力」を身につけて広い世界に羽ばたく青年になってほしいと願っています。

園長コラム

お年寄りと子どもは相性がいい!?

むかし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんがすんでいました。
おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに・・・
有名な昔話「ももたろう」の出だしです。
日本の昔話は、子どものいないおじいさんとおばあさんのところに小さな子が授かって、
子育てをするというのが多いです。
そして、最後にはその子どもが悪者をやっつけておじいさんとおばあさんに楽をさせてあげる
というようなお話が定番ですね。
なぜ、お母さんとお父さんではないのでしょう。

先日、職員研修に来ていただいた岩城敏之先生は、「笑ってまなぶ子育てのコツ」という著書のなかで、こんな風に書いておられます。

「貧しかった昔の日本は、若者は朝から晩まで働き、おじいさん、おばあさんが小さな子どものめんどうをみてきたし、子どもが大きくなると近所のお兄ちゃんやお姉ちゃんたちも一緒に遊んだり、子育てを手伝っていました。

子どもは、元々おじいさんおばあさんは相性がいいのです。
たとえば、『ご本読んで!』と子どもが持ってくる本がいつも同じで若い親は閉口しますが、年寄りは同じ話が大好きです。(笑)
若者は元気だから『遅寝、早起き、朝ごはん抜き』でも、その日ちゃんと仕事ができますが、子どもとお年寄りはそれが辛いのです。
『早寝、早起き、朝ごはん』の規則正しい生活リズムは、お年寄りと子供にはとっても大切です。
だから、若者はお年寄りと子どものつきあうときは、少しそのことを理解しておつきあいしてほしいのです。
そうやって、親だけでなく親戚や近所のおじさんおばさんや学校の先生など、様々な人の世話になって一人の赤ちゃんが大人になっていくのです。
もしも、お母さんが『私の子どもは私の母性で守って育てるんだ』と囲い込んでしまうと、子どもは30歳、40歳になっても家にいるかもしれません。(笑)
みなさんの子どもが、社会の中で幸せをゲットするには、色々な人の胸を借りなければいけません。色々な人の胸を借りて『ありがとうございます』『すみません』『おたがいさま』と言って子育てをしていきましょう。
子育てはトラブルの連続です。病気したり、怪我をしたり、人に怪我をさせたり・・・はらはらドキドキの毎日ですが、安心してください。
皆さんが、子育てで悩むような悩みは過去に解決済みです。
だから、子育ては一人でしないで、しんどいことがあったら、早めに「ヘルプ!」を出して色々な人に助けてもらいきましょう。
子どもは、親の宝でもあるけど、地域の、そしてこの国の宝物でもあるのですから」

「子育ては文化」と言われる岩城先生です。
わたしたちの祖先は、折り紙やあやとり、けん玉にかるた・・・手先を使う遊びをたくさん考えて、後世に残してくれました。子どもの頃に繰り返し繰り返しした遊びは年をとっても忘れないものです。
親世代は忙しくてついつい、「後で」と言ってしまいがちですが、おじいさんおばあさんが孫と遊ぶゆったりとして時間の中で遊びや子育ての文化が引き継がれていくのです。
これからのAI時代だからこそ、昔ながらの知恵のたくさん詰まった遊びを伝承していきたいですね。

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