食器洗い(乾燥)機には、
汚れを落とすためにいろいろな工夫があります。

食器の汚れ落ちにくいものに、
油汚れと、ご飯の汚れがあります。
この２つの汚れに対して、
食器洗い機ならではの、秘密があります。

まず油汚れ、食器洗い機は
約６０℃の温水で洗います。

この事で、ラードなどの脂肪などの
油脂成分が溶解して簡単に落ちます。

温度高ければいいわけではなく、
６０℃を超えてしまうと、
今度は、汚れに含まれているタンパク質が熱変成して、
固まり、かえって汚れが落ちにくくなります。

次に、ご飯の汚れです。
食器洗い乾燥機には、専用の洗剤があります。
この洗剤の中には、ご飯の汚れを強力に分解する
酵素が含まれています。

この酵素のおかげで、
落ちにくいご飯の汚れを落とすことが出来るのです。

手洗いの時も、「この洗剤を使ったらよいのでは」と思いますが、
酵素が働くまでに時間がかかるため、
手洗いには不向きです。

食器洗い機の優れた機能ご理解いただけましたか。

参考
*手洗いの場合は、
油汚れは、「布や紙で拭き取って洗う」
ご飯の汚れは「水に３分程度浸ける」
と良いそうです。

テレビ(NHK総合　ためしてガッテン　7月3日)
でやっていました。

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