電気ノート

部屋の中の方が寒い理由 (31)

春も近づいてきましたが、
この時期、外にいるとぽかぽか暖かいのに、
部屋の中にいるとちょっと寒い感じがします。
なぜそのような感じがするのでしょう。

部屋の、暑さ寒さのは、
部屋の温度によるものと、考えられがちですが、
実際には、単に温度だけではなく、
体感温度というのが重要になってきます。

体感温度とは、肌で感じる暑さ寒さの度合いです。


では、室内にいる時の体感温度は、
どのようになっているのでしょう。

室内にいる時の、体感温度を簡単に計算するには、
「室温」と「床・壁・天井の温度」を足して、2で割ると計算できます。

実際に、室温が30度の時、壁の温度が20度なら
体感温度は25度というふうになります。

室温が高くても、壁の温度が低ければ、
体感温度が低くなり、寒く感じます。

部屋がなぜか寒いなと感じたら、
壁などを触ってみてください。
冷たく感じるはずです。


一方、壁がない外は、気温というのが、大きく関係します。
もちろん風が吹くと、寒く感じますが・・・。


このような事で、最近の、エアコンの温度調節は、
室温と壁の温度を測り、体感温度をだして、
快適な部屋の温度を保つようにしています。
(三菱電機 エアコン MSZ-WXシリーズなど)

部屋の中の方が寒く、
屋外のほうが暖かいというのは、
体感温度というのが深く関係しているのです。



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