電気ノート

抗菌加工とは、(28)


最近では、抗菌加工されている家電品が多く見られます。
冷蔵庫に、洗濯機に、オーブンレンジに、食器乾燥機に・・・などなど


新しく発表された、三菱の冷蔵庫には、
抗菌製品技術協議会の「SIAA」マークが付いて、
抗菌にもガイドラインに基づいた表示が出てきました。


抗菌とは、
製品の表面に付着している菌の増殖を抑える能力のことです。
抗菌加工をすることで、
商品が汚れにくく、有害な微生物の影響を抑える事が出来ます。


抗菌するために使われる抗菌剤には、
いくつか種類があるのですが、
冷蔵庫内等に使われている物は、
「無機系抗菌剤」です。

「無機系抗菌剤」とは、銀(イオン)を使用します。
仕組みは、銀(イオン)が、
微生物の酵素の力を阻害する事によって、
微生物の増殖を防ぎます。


このほかの抗菌剤として、
「天然抗菌剤」があります。

名前のとおり、自然の物で、
カニ殻、エビ殻に含まれる、「キトサン」
お茶の渋みの成分「カテキン」
ヒノキに含まれる、「ヒノキチオール」
(ヒノキが朽ちにくいのはこの為だそうです。)
があります。

このほかにも、
「有機系抗菌剤」・「光触媒抗菌剤」という種類の、
抗菌剤もあります。


抗菌加工だから、
絶対安心というわけではありません。

抗菌加工してある部分と菌が
接触できないくらい汚れていては、
抗菌になりませんから、ご注意を!!!。

*参考 「抗菌製品技術協議会」http://www.kohkin.net/



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