電気ノート

新しい蛍光ランプにしたのに暗いのはなぜ?17


暗いからと思って、蛍光ランプを変えたのに、
思ったより明るくならない
でも、しばらくしてたら
暗いなんて思わなくなってきた。
なんて、経験はありませんか。

蛍光ランプは、通常20℃〜25℃の周囲温度で使用したとき
最高の特性を発揮するようにつくられています。

この温度、
夏なら軽くクリアーするのですが、
寒い冬は、そういうわけにはいきません。

蛍光ランプは、
ランプ内の水銀の、蒸気圧により光量が決まります。
そのため、周囲温度が低くく、
水銀の蒸気圧が低い場合、
光量が低下してしまうのです。

長い40Wの蛍光ランプなどで、、
つけ始めに中央に、黒く見えるのが
蒸発されてない水銀の影です。

こんな理由で、
冬場は、明るくなるまでに、
約5・6分かかることがあります。


また、購入直後のランプに
よく見られる現象は、光ランプの黒ずみです。

これは、蛍光ランプの保管中、
電極部に、水銀が付着してしまうことから起こります。

電極に付着した水銀が、
点灯直後、瞬間的に蒸発してしまい、
ランプ管の壁に凝集したものです。

この現象、しばらくすると、
ランプ管の壁についた水銀が蒸発し、
黒ずみは消えます。

蛍光ランプを交換しても、
暗く感じたら、ちょっと時間をおいてみてください。



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